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子ども教育と貧困や格差の問題

少し前の番組になりますが、2015年3月27日(金)の朝ナマで「ピケティ旋風と日本の格差」について激論がかわされているのを、仕事をしながらなんとなく見てました。

「ピケティ」や「格差」がテーマですが、議論はどうしても「子どもの貧困」に行き着いてしまいます。もっというと『貧困家庭の子どもが貧困から抜け出せない』という問題で、これは子どもの教育格差の問題でもあります。

その中で、堀江(ホリエモン)さんの『インターネットを通じて、グローバル化・多様化に対応しうる「知」に自分でアクセスできるような教育を中学までにしてあげるべき』という意見が印象に残っています。

私自身も、子どもが貧困か抜け出すためには、『子どもが自分の力で情報を得て、自発的に学んでいけるように導いてあげる』ことができれば理想だと思っています。

それには、IQや学力のようにテストで数値化できる認知能力ではなく、「自制心」「やり抜く力」「洞察力」「気遣い」「思考プロセス」といった非認知能力が大切になってきます。

もうひとつ印象に残った意見で、水無田気流さんだったかと思いますが、『(子どもの格差・貧困=教育問題の解決は)家庭が駄目でも、学校が駄目でも、やらなきゃいけないんです!』という話です。その意気込みは十分伝わってきて、子どもたちの未来をなんとか良くしたいという想いに溢れた話しぶりに「うんうん」と思ったのですが、では具体的に何をすべきかと自分の頭で考えてみた時に、「家庭や学校を排除して子どもの教育問題を解決するのは無理かも…」とも思いました。

子どもたちの大切な時間

子どもたちも当然ですが、一日24時間しかありません。その中から、家庭の時間と学校の時間を排除すると、残される時間は本当に僅かです。そしてその時間は、子どもたちにとって大切な自由時間。友達と遊んだり好きなことをする時間で、人間の成長にも大切な時間です。この時間を取り上げるべきではないと思います。

やはり教育は、『家庭』と『学校』が両輪でしょう。なので、「家庭が駄目でも、学校が駄目でも」ではなく、「家庭が駄目なら家庭を直し、学校が駄目なら学校を直す」べきだと思うんです。

家庭教育

家庭の問題には、外からなかなか立ち入れないわけですが、それでもなんとかして「親の教育」、つまり、親が子どもの教育についてちゃんと考えて知識を持ってもらうために、情報提供などを行えたら良いと思います。

例えば出産時は、子育てへの関心がもっとも高い時ですから、そこで子どもの教育に関する本を渡して情報提供をしたり、0歳児検診などのときに親への情報提供や講習などをして、子ども教育に関する正しい知識を学んでもらうといったことなどは、できないものでしょうか?

「貧困の世代間連鎖」と言われる子どもの貧困の連鎖も、親の教育に関する情報感度が高ければ、その鎖を断ち切るきっかけを子どもに与えてあげられるのではないかと思うのです。

学校教育

家庭にはなかなか行政が介入できないので、教育問題を公的に議論すると当然、学校教育の問題になります。この学校教育がちゃんと機能していて、中学校までの義務教育で子どもの教育格差が是正されれば、そもそも何も問題はないわけです。しかし、現状は・・・

学校教育において、生徒の教育に大きく影響を及ぼすのは「先生」でしょう。教える内容や教え方も大切ですが、実際に教壇に立ってどう振る舞うかは先生次第です。

先に子どもの時間の話をしましたが、やはり先生の時間も大切です。つまり、子どもに教えることに集中できるように、膨大な事務作業から先生を開放してあげるべきで、例えばIT化を推進して事務作業を無くしたり自動化するなどが出来ると良いと思います。

更にいうと、もうそろそろ「教科書の内容を先生が説明して、それを生徒が覚える」という教育のあり方は、見直していくのが良いと思います。全部が全部ではありませんが、授業によっては生徒主導の授業に変えて、先生はコーチあるいはメンターとして、生徒の「学ぶ力」を導き出すような教育が理想だと思います。

現在は、誰もがスマートフォンという高性能コンピューターを手のひらに持っていて、どこにでも持ち歩いている時代です。スマホはネットに常時つながっていて、膨大な知識にいつでもどこでもアクセスできます。難しい計算も瞬時にしてくれるし、なにもかもメモリに記憶することができます。

知識や情報が自分の頭のなかにはっきりと記憶されていなくても、スマホで探しだ出せれば良いわけです。必要になってくるのは、ネットにある情報や知識に、どうやってアクセスして、それをどう活用するかでしょう。

自分で創造し、疑問を持ち、問題を設定し、それを解決していけるように、そして自分に必要なことを自発的に学んでいけるように、子どもたちを導いてあげることができれば、そこから先は子どもたちが自分で未来を切り開いていけるようになると思います。

校長先生にエース級人材を!

企業が上手く立ち行かなくなって倒産の危機に瀕したときに、もっとも効果的なのは社長を有能な人に変えることです。会社経営は経営者次第で、良くも悪くもなります。もちろん国家も同じで、総理大臣や大統領が有能であれば、国全体が活気に満ち溢れます。家庭においては、大黒柱がしっかりとしていれば安泰なわけです。
ということは、学校教育をより良いものにするには、校長先生の力が問われます。教壇に立つ先生の力を十二分に発揮できるようにするのか、その力を殺してしまうのかは校長先生次第でしょう。

総務省統計局のデータによると、日本全国に小中学校は3万2千校あります。つまり、3万2千人の校長先生がいるわけですが、もし国が学校教育のテコ入れをしたいのであれば、これら校長先生のレベルアップに力を注ぐのが良いと思います。教育界だけでなく、経済界や産業界など外部から有能な人材を招いて、学校教育を盛り立てていくのが良いのではないでしょうか?
先生においても外部から積極的に有能な人材を活用すべきと思います。

子どもたちへの投資は、未来への投資です。国はもっと教育への投資に力を入れるべきだと思います。

家庭の教育においては「親が自信を持つ」

「貧困の世代間連鎖」といわれる現象は、どうして発生してしまうのでしょうか?
これに関しては、『子どもの貧困』の著者で、日本の貧困研究の第一人者である阿部彩先生の論文を紹介した記事がとても参考になります。

親の社会経済階層が世代間で継承される経路は「複数存在する」と主張しています。例をあげると、金銭的な教育投資、生物的に遺伝するIQ等の認知能力、教育に対する親と子の意識、人種・身体的特徴・性格等の属性、親の職業・居住地域・文化資本・財産・健康・自尊心等、多様な要因があると言われています。

特に、先行研究からは「教育(学歴)」が最も強い要因であると言われており、中でも「教育投資の格差」の影響が大きいという説が有力です。しかしながら、ここでいう教育投資とは、大学等の高等教育費や学校外教育費等、直接的な教育費だけではない可能性があるとのことです。なぜなら、あまり直接的な教育費が発生しないはずの乳幼児期の親の社会経済階層が最も子どもの将来に影響するという知見が、先行研究から得られているからです。(つまり乳幼児期の経済状況が、その後の「教育(学歴)」を左右し、それが子どもの将来に影響するのではないか?という考え方です。)

次に重要なのが、親の「職業」だと言われています。例をあげると、特に農業・自営業・企業の経営者等は、子どもの学力や能力に関係なく親子間で継承されることが多いように、親の社会経済階層によって、子どもがどのような職業に就くかが左右されてしまうとのことです。

引用:コラム:貧困はなぜ連鎖するのか? | 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンのブログ

ということは!
乳幼児期(三歳から五歳くらいまで)は学歴があってお金持ちの経営者になった気分で振る舞いえば良いのはないでしょうか!?!

そもそも乳幼児期の子どもには、教育をするといってもそんなに教育費は掛かりません。だんだん大きくなるに連れてお金が掛かるようになってきますし、大学教育でお金持ちと同じように振る舞うことは金銭的に不可能ですが、幼児教育でお金持ちと同じように振る舞うことは十分に可能です。
クラシック音楽をかけ、美術館や博物館に出かけ、自然を満喫し、名作アニメ映画を見て、外国人のたくさんいる集まりに参加し、お金持ちの経営者になった気分で、子どもにたくさんの体験をさせるのが良いでしょう。とくに、音楽や芸術に関しては、幼児期に『本物』を見聞きさせるべきです。

ここで大切なのは、親が自信を持つこと。自信の無さが子どもに伝搬するのが一番良くないと思います。お金持ちの経営者になった気分で、自信過剰なくらいで幼児教育をしてみましょう。

子どものモノゴコロがつくまでの間が、家庭教育においての勝負どころです。じつはこれ、学校教育よりも大事な部分です。
就業前教育が、その後の子どもの人生にもっとも影響を及ぼすことは、統計によって科学的根拠として示されているのですから!

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喜泉堂
キッズプログラミングの記事を担当している、当サイトの運営・管理人です。京都の町家に住んでいます。夫婦と息子(3歳)の三人暮らし。個人で3つのサイト運用をするかたわら、Webコンサルティングやコンテンツ作成アドバイスをしています。話を聴くことと、コーチングが得意です。好きなものは、自然、海、温泉、動物、見知らぬ街。世界中を旅したい!
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