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音痴なのに!!!クリスマスのピアノ演奏で楽譜めくりをする便利屋

「これは・・・・・何という曲ですか?」
「クリスマスソングよ。●●●。」(←昔のことで忘れました^^;)
「はぁ。。。」

何故こんなことになってしまったのか、どうして自分がここにいるのか???
とあるアパートの一室。でーんと座っている大きなピアノの前に、私と依頼者と、もうひとりのピアノ伴奏者。

「すみません。私は楽譜わからないんです。本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない?じゃ、私が”はいっ”っていったら、メクって。」

え・・・・
でもでも、緊張して楽譜を倒してしまたらどうするんですか?
指が引きつって二枚めくってしまったらどうするんですか??

「じゃ、練習ね。サンハイ」
「あ・・・はい」

  ”はいっ” ぺらっ
  ”はいっ” ぺらっ
  ”はい次!!めくって!!!!” ええっ?掛け声なかったじゃん;;;

「もー、なにやってんの(怒)」
「・・・ごめんなさいっ。。。」

これは・・・まずい。便利屋にも適役というものがあるだろう。いや、きっとあるに違いない。

何を隠そう、私はこれまで自分よりも音痴の人に生まれてこのかた出会ったことがないというくらい、音痴中の音痴。
キング・オブ・音痴なのです。

「じゃ、次の曲ね」
「はい・・・」 あれ?この曲は聞いたことあるな?「これはなんて曲ですか?」
「冬のソナタよ」
「え!?クリスマスソングたっだんですか?」
「ううん。わたし、ヨン様の大ファンなのー♪」

た…確かにお客様はその世代の女性ではありますが…
どうして小学校のクリスマスピアノ演奏で冬ソナ?
もう少し子供が喜びそうな曲にすればいいんじゃないか?
いやまて、便利屋はお客様を全肯定で受け入れなければ…
まてよ?もし意見して反感をかったら依頼がなくなるんじゃ…
駄目だ駄目だ。お客様を怒らせて依頼を無くそうなんてあるまじき行為
でもこれはお客様とクリスマスを楽しみにしている小学生の為に言うべきか?
しかしお客様は何か考えがあって冬ソナを選らだかも知れないし…

そんなこんなな考えがグルグルグルグル頭の中を回っていると・・・

  ”はいっ  次っ!!!”       ぺ、ぺらっ

「もーー(怒)、ちょっと遅いわね。じゃ、もうちょっと早めに相図するわね。」
「ご・・・ごめんなさいっ」(はぁ;;;)

そうして翌々日の朝。わたしはサラリーマン時代以来の黒いスーツを着て、とある小学校の体育館に立っていたのです。

学校の先生の、綺麗ではきはきした声が、体育館に響きます。
「それではお待ちかね。クリスマスのピアノ演奏会を開始しま〜す!
 今回ピアノを弾いてくれるのは、●●さんと○○さん、
 そしてお手伝いの▲▲さんですー」

”はい、ど〜も〜” いやいやいやいや、紹介なんていらないです。黒子役ですから;;;

「それでは始めます。最初の曲は・・・」ドキドキドキドキ

  ”はいっ” ぺらっ
  ”はいっ” ぺらっ
  ”はいっ” ぺらっ
  ”はいっ” ぺらっ
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
お! おわったぁ〜〜〜〜。長かったな、おい。数十分がっ!!!
しかも、この冬の寒さで当日の体育館は凍るように冷たく、末端冷え性の私には最悪の状況でした。指がもう・・・。

ただペラペラめくるだけとはいっても、中には2ページ前に戻ったりするのもあって、なかなか大変だったんです(笑)

そんな緊張のなかで開催されたピアノ演奏会でしたが、リハでは全然駄目だったのに、なぜか本番では上手くいくんですよね〜。綺麗なピアノの音色が体育館に響き渡りました。人間の集中力って、不思議ですね。

「ささ、お疲れさまでした。どうぞ職員室で休んでいってください。
 ▲▲さんもほら。遠慮せずに。」
「あ、いえっ。すみません。次の予定が入っていまして。(・・・なんにも仕事ないけど・・・) それでは、失礼しますっ!」

と、そうそうに小学校を退散したのであります。
なにはともあれ・・・とにかく無事終了して、よかったよかった!
これまでで一番緊張した仕事でした。

クリスマスには、こんな依頼が多いです。
都合で出席できないクリスマス会にメッセージと花束を届けてほしいとか、
気ぐるみを着たサンタになって子供たちにプレゼントを渡してほしいとか(笑)

平和な世の中って、良いものですね!

ABOUT THE AUTHOR

喜泉堂
キッズプログラミングの記事を担当している、当サイトの運営・管理人です。京都の町家に住んでいます。夫婦と息子(3歳)の三人暮らし。個人で3つのサイト運用をするかたわら、Webコンサルティングやコンテンツ作成アドバイスをしています。話を聴くことと、コーチングが得意です。好きなものは、自然、海、温泉、動物、見知らぬ街。世界中を旅したい!
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