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どうしたら楽しめる? 子供と一緒に、ごっこ遊び

三歳くらいからはじまる、ごっこ遊び。

「なりきる」という行動には、言葉の力だけでなく、そこにないものをイメージする力、客観性など、とてもたくさんの能力が必要です。ごっこ遊びができるようになったということは、それだけ子供が成長したという証でもあります。

また、ごっこ遊びは、社会性や言語能力、コミュニケーション能力を身につけることができる大切な遊びのひとつです。子供は、相手を必要とする遊びの中で、他者との関わり方を学んでいきます。

ですが、この「ごっこ遊び」に付き合わされることが苦痛だったり、どのような反応を返せばよいのかわからずに悩んでいる、という方は、実は少なくありません。

それでも、出来ることならば、子供と一緒に楽しく遊びたい。
では、子供と一緒にごっこ遊びを楽しむためには、どうすればよいのでしょう。

子供は空想の達人

マナーやルールを習得し、社会経験を積んだ大人には、その経験が空想の制限となっていることがあります。ですが、そういったものをこれから学んでいく子供には、その制限がまだあまりありません。そのため、子供は思うままに空想の世界を飛び回ることが出来るのです。

ですから、子供の次々と展開する発想にうまく対応できず、戸惑い、時には苛立ってしまうのは、なにも不自然なことではありません。同じ目線に立つことが難しくても、ひどく落ち込むことはないのです。

まずは、そのことを念頭に置いておきましょう。

教えてもらう

ごっこ遊びは、大人にとってもチャンスです。
せっかく空想の達人がいるのですから、その技を存分に観察してみる、というのも楽しみ方のひとつとなります。

子供には、何故・どうして、という明確なルールの制限などはあまりありません。連想したもの、思ったもの、それをそのまま言葉にし、動きとして表現します。

思ったことを思ったままに、見たことを見たままに、という素直な反応は、実は大人の心にとっても、とても健全な行為です。社会の中に生きているうちに、言葉を飲みこむことや、相手の顔色に合わせて取り繕うことが、いつの間にか癖になっている――、それが、大人にかけられた制限のうちのひとつでもあります。
ですから、ごっこ遊びに〝付き合ってあげる〟という義務感はひとまず忘れてみましょう。そして、逆に、凝り固まったルールのない子供の自由な発想を、森林浴のように浴びる、と考えてみます。

無理をして楽しく振舞うこともありません。肩の力を抜いて、「今日は一体どんな空想をしているのだろう」と、観察するようにごっこ遊びに参加すれば良いのです。

休みたくなったら、役として抜ける

例え大人が飽きていなくとも、家事や仕事のある生活の中では、何時間も子供と一緒にごっこ遊びをし続けるわけにはいかず、途中で遊びからおりなくてはならない場合もあります。

そんなときも、子供のごっこ遊びでの世界観を守ってあげましょう。ごっこ遊びでの役柄に合わせて、「トイレにも怪獣が出たみたいだから、そちらを倒してくるよ」「あっちにも患者さんがいるみたいだから、ちょっと隣の病院に行ってくるね」など、ごっこ遊びそのものを中断させないように抜けます。そうすれば、遊びの途中でも子供の邪魔をすることなく、家事や用事を済ませたり、少しリフレッシュすることもできるのです。

あくまでも見守る

こちらから必要以上に言葉を投げかけないほうが、子供は自発的にごっこ遊びを進めてくれます。あまり口を挟みすぎると、かえって子供の自由な発想を妨げてしまう場合もあるでしょう。

子供がどんな世界観の中にいるのか、それを観察し、見守ること、その世界観を大切にしてあげることが重要なのです。その中で、子供が次の発想に行き詰まってしまった場合に、少し助け舟を出してあげるようにします。「怪獣はどこにいるのかな?」「こっちの野菜はどうしようか?」など、止まりかけたごっこ遊びの先を促すような質問をしてみましょう。

ごっこ遊びの中で役割を演じることで、子供は自分以外の誰かを体験し、客観的なものの見方を学んでいきます。客観的な視点を持つということは、他人を思いやることができるようになるための第一歩でもあります。
大人もまた、子供のごっこ遊びを見守ることで、俯瞰的なものの見方を学びます

一緒に空想に没頭しなくとも、同じ遊びを通じて、子供の心の豊かさに触れ、共に楽しみ、学ぶことは出来るのです。

 

ABOUT THE AUTHOR

土下すわる
フリーライター。1985年生まれ。記事:海外デザインの紹介記事など。 小説:『ぬいぐるみの父』幻創文庫(PN藤村悠生) PBW:『三千界のアバター』(株)フロンティアワークス(GM藤村悠生)
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