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「幼児教育の経済学」評価レビュー

帯のキャッチコピーに釣られて買ってしまいました。。。

  • 5歳までの教育は学力だけでなく健康にも影響する
  • 6歳時点の親の所得で学力に差が付いている
  • ふれあいが足りないと子の脳は萎縮する

やる気・忍耐力・協調性など、幼少期に身につけた力が人生を変えるとして、就学前教育の重要性や、日本の貧困問題=親から子への貧困の連鎖=教育格差について問を投げかけている本ですが、結論から言うと、

幼少期の教育がとても重要である

ということしか書かれていない本でした。確かに重要な事ではあります! が、、、ほんとそれしか書かれていません(笑) 127ページで1,600円。とはいえ、幼児教育を研究していたり、どれくらいの効果があるか知りたい人には、ちょっと手にとってみるには良いかもしれません。

ノーベル賞受賞の経済学者が書いた本

この「幼児教育の経済学」という本は、題名の通り、経済学者が書いた本です。なので、教育者ではありません。
『幼児教育の大切さ』が何度も繰り返しアピールされていますが、では具体的にどのような幼児教育の内容を、いつどうやって教育すれば良いか、どんなカリキュラムで教えれば良いかなどは一切書かれでいないんです。。。

経済学者が、ペリー就学前プロジェクトと呼ばれる、幼児教育に関する調査の結果を解説しながら、幼少期の教育の重要性を説いています。とはいえ、このペリー就学前プロジェクトを、この経済学者が実施したわけではなく、アメリカのハイスコープ教育財団が行った幼児教育の調査研究です。

ペリー幼児教育計画は1962年に開始されたもので、貧困の家庭に育つアフリカ系アメリカ人の子どもたちに対して、幼児教育を行ったグループと行わなかったグループとに分けて、その後の40年間の追跡調査を行ったものです。

調査結果としては、幼児教育を受けた子どもたちの方が、学校の成績はよく、就業率が高く、犯罪率は低く、40歳時点での収入が高いという結果でした。

ペリー就学前プロジェクトの詳細は、下記が参考になります。

世界の幼児教育レポート世界の幼児教育レポート

ペリー幼児教育計画-50歳時の追跡調査への準備

書籍の中で紹介されている同様の研究プロジェクトとして、アベセダリアン・プロジェクトについても言及されており、同様の幼児教育の成功事例を導いています。

就業前の教育によって、所得や生産性が向上することで収入が増え、犯罪や生活保護費・医療費などの支出は減るので、経済的にも効果が高く、幼児教育の投資効果が高いというような解説があるのも、経済学者ならではでしょう。

この本には、各分野の専門家によるコメントも載せられていて、「収入も大切だがそれが人生の全てではない」とか「ペリー就学前プロジェクトのサンプル数は少なすぎる」などの反論もざっくばらんに紹介されているところは面白いです。

一緒に買った2冊の本

定番中の定番ですね。この2冊は読んで損はないと思います。子どもへの言葉掛けの仕方など、勉強になります。何度も読みたい本です。

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喜泉堂
キッズプログラミングの記事を担当している、当サイトの運営・管理人です。京都の町家に住んでいます。夫婦と息子(3歳)の三人暮らし。個人で3つのサイト運用をするかたわら、Webコンサルティングやコンテンツ作成アドバイスをしています。話を聴くことと、コーチングが得意です。好きなものは、自然、海、温泉、動物、見知らぬ街。世界中を旅したい!
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