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リトミックで人格を育む

 

ここ数年、特に幼児期の教育として注目されているリトミック――なんだか楽しそうだけれど、それが一体、なにを目標とした教育なのか、いまいちピンと来ないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
将来、音楽家になるわけでもないし……、とも思われるかもしれません。
けれども、実はリトミックは、なにも音楽性を高めるばかりの教育ではないのです。
今回は、リトミックが、他の習い事のように専門的な技術を身につけるというのではなく、子供自身の中にある、とても基本的な能力を伸ばすことを目的としているということについて、まとめてみたいと思います。

リトミックとは

リトミックでは、音や、リズムに合わせて体を動かしたり、楽器を奏でたりします。
音楽や音に反応し、自ら体で表現するというのが大切であるため、立ち上がり、自身で重心の移動ができる一歳半頃から始めるのが良いと言われていますが、ベビーリトミックは0歳からでも親子で参加することが出来ます。
速くなったり遅くなったりする音楽に合わせて、体の動きも速くしたり遅くしたりします。音楽がぴたりと止めば、体もぴたりと止める。いつ変わるかわからない音のリズムに集中し、耳を傾け、それを体で表現します。

とにかく動き回りたい子供にとって、体を止める、という意志的な行為は、それだけでも実はとても大変な行動なのです。
加えて、音を聴く力が必要になります。そうして音に集中しながら、それに合わせて体を動かし、記憶する。更には、グループでリトミックを行った場合、周りの子供にぶつからないように空間的な注意もしなくてはいけません。つまり、複数のことを同時に行っているのです。

また、変化する音楽にすぐに反応するという行為で、頭と体の連携が高まります。繰り返すことで、連携はどんどんスムーズになっていくのです。
そして、変化するリズムが、新しいリズムの創造に繋がります。

リトミックでは、体の動かし方は自由です。自身で考え、行動・表現することが大切にされています。
リトミックではこのように、音楽能力だけでなく、集中力・即時反応能力・コミュニケーション能力・表現力を養うことが出来るのです。

幼児期のリトミック――自己表現を習慣にする

リトミックは、障がい児教育や介護の現場にも取り入れられています。精神と身体の一致調和をはかることを目的とするリトミックは、老若男女、幅広い層にとって有意義なものです。

では、それが何故、とりわけ幼児期の教育のひとつとして注目されているのでしょうか。
実は、ここに、リトミック最大のねらいがあります。
まだ言語能力が未発達な赤ちゃんや幼児にとっての主な表現手段は、身振りや手振りのジェスチャーです。身体を動かすことで、伝えたいことを表現します。
この時期から自己表現を習慣にすることで、自信を持った、豊かな心を培えるのです。
お母さんのお腹の中にいる頃から、赤ちゃんの耳はたくさんの音を聴いていますよね。一番最初に発達するのは聴力です。特に、5歳くらいまでの幼児の、音を聴く力の成長は著しいものがあります。

また、聴力だけでなく、感性や知能も、0歳から8歳頃までに目覚ましく発達します。
そんな、吸収力・発達力の高いこの幼児期にリトミックに触れることによって、人格の形成に大切な三つの要素を、ぐっと高めることができます。

人格形成に必要な、三つの要素

人格の形成には、能力・心・性の三つの要素が必要と言われています。
・ 能 力 ……集中力・表現力・思考力など
・    ……自立心・好奇心・探求心など
・    ……社会性・感受性・創造性など
これらの三つの要素を、リトミックはバランスよく伸ばしてくれます。
また、音楽と言語能力の関係は比例しているという研究結果もあります。
日本語だけでなく、英語を身につけるための力も、リトミックによって養うことが出来ます。

このように、リトミックでは音楽的な能力ばかりでなく、生涯を通して大切となる、人格そのものを育むことが出来るのです。

ABOUT THE AUTHOR

土下すわる
フリーライター。1985年生まれ。記事:海外デザインの紹介記事など。 小説:『ぬいぐるみの父』幻創文庫(PN藤村悠生) PBW:『三千界のアバター』(株)フロンティアワークス(GM藤村悠生)
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