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不必要に叱らない「環境構成」が、子どもの自主性を育む

毎日毎日、注意しているのに繰り返される子供のイタズラや失敗。
心に余裕があるときは冷静でいられるけれども、疲れていると、ついイライラしてしまう……。

そんな日々が続くと、「どうしてやめてくれないんだろう」「どうしてやってくれないんだろう」など、自分の叱り方や、お願いのしかたが間違っているのかもしれないと、自信をなくしてしまうなんてこともあるのではないでしょうか。

ですが、実はそんな、繰り返されるイタズラや失敗には、環境的原因があるかもしれないのです。

子どもを取り巻く環境を整えることで、不必要に叱る回数を減らし、更には子どもの自主性を育むことができるとしたら……。

今回は、幼児教育の現場でも行われている、「環境構成」についてまとめてみます。

環境構成とは

幼児教育の現場では、子どもたちの自主性を育むための「環境構成」を行っています。

環境構成とは、「子どもは、声かけなどの人的環境、用具や家具の間取りなどの物的環境、自然・社会の事象雰囲気などが相互的に作用する中で成長し、発達していく」ということを理解し、子どもに合わせた環境づくりで、子どもが主体的に活動できる状況をつくりだすこと、です。
子どもの「何かをしてみたい」という気持ちは、親の要求からは生まれません。子どもの中に、自然と興味が湧くような環境づくりが大切です。

親との信頼関係や、温かい雰囲気などが整って初めて、子どもはそこを「安心して遊べる場所だ」と認識します。その中で、子どもの発達に合わせた材料を、関心を引くように配置しましょう。そして、子どもがそれらに興味を示したら、試行錯誤を繰り返せるような時間も必要になります。声かけなどで、好奇心を促してあげる保護者の存在も重要です。

要因となる状況を工夫する

さて、この環境構成が、実は、意図せず、そして関心を持ってほしくないところに整ってしまっている場合があります

何度言っても、机の上に手を伸ばす。いくら注意しても、集中してごはんを食べない。そんな子ども本人を叱り続ける前に、子どもがどうしても好奇心を持ってしまうもの、その環境を変えてみましょう。言うことを聞いてくれないのは、子ども自身のせいではなく、環境に原因があるかもしれない――この発想を持つだけでも、いつもよりも少しだけ冷静になれるのではないでしょうか。

姿勢が悪い、箸の持ち方を覚えない、なども、環境を整えるだけでがらりと改善される場合があります。椅子はお子さまの身長や、性格にあったものですか? 箸は発達にあったものでしょうか?

姿勢が悪くなると落ちてしまう椅子をあえて活用し、自主的に姿勢を正すよう環境を整えている小学校もあります。状況を工夫すれば、不必要に子どもを叱らずに済むのです。

環境を整えるという発想

保護者のイライラは子どもにダイレクトに伝わります。子どもが自主性を発揮するために必要な温かい雰囲気づくりのためにも、無駄な叱りつけは極力減らしていく必要があるでしょう。

子どもにはもともと、自ら学び、成長する力が備わっています。
むやみに子どもを叱りつけたり、強制的に遊びを促したりする前に、「子どもを取り巻く環境を整えていく」という発想を私たち保護者がもつことで、子どもは自分自身の力でもって、経験していくことができるのです。

子ども自身や、叱り方・促し方に問題があるのではなく、いくらでも変えていける外側に要因があると知っておくことで、私たちの心に余裕が生まれれば、伸び伸びと育つ子供の姿を、穏やかに見守ることができるのではないでしょうか。

ABOUT THE AUTHOR

土下すわる
フリーライター。1985年生まれ。記事:海外デザインの紹介記事など。 小説:『ぬいぐるみの父』幻創文庫(PN藤村悠生) PBW:『三千界のアバター』(株)フロンティアワークス(GM藤村悠生)
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