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発想力を育む図形学習――数理パズル「タングラム」

二歳頃から興味を持ち始めるようになる、パズルゲーム。

最初は、ひとつのピースをはめるだけで精一杯でも、何度も繰り返すうちに、次第に6ピース、10ピース、25ピースと、難しいパズルができるようになっていく――パズルでの成長過程はとてもわかりやすいので、見守る側としても張り合いを持ちやすい知育おもちゃのひとつです。

また、少しずつ難しくしていく課題に子どもと一緒に取り組むうちに、大人のほうが夢中になっていた、なんてこともあるくらいに、パズルは生涯において楽しむことができる、とても刺激的な遊びでもあります。
手に取り、触れて、考えて、完成させる。五感や脳を刺激するパズルが与えてくれる刺激は、私たち人間にとって、とても魅力的なものなのです。

そんなパズルの中でも、今回おすすめしたいのは、「タングラム」というシルエットパズルです。
自宅で作成することもでき、誤飲の心配も少ないタングラムは、パズルトレーニングの新たなバリエーションとして活躍してくれそうです。

パズルは全脳をバランスよく刺激してくれる

指先で、小さいパズルをつまみ、きまった場所にはめ込む事は非常に脳にいい刺激を与えます。
幼児とパズル楽しむ時は、絵を観察して記憶させます。また、パズルをはめ込むために、論理的・理論的な思考も働きます。
イメージ記憶や瞬間的な記憶、直感・ひらめき・瞬間的に処理する能力なども必要になりますので、幼児がパズル遊びをするということは、右脳と左脳、すなわち全脳をバランスよく刺激します。
幼児教育ドットコム 幼児とパズル

パズルが脳に良い刺激を与えてくれる、ということは、広く知られていることですよね。
脳を刺激するパズルに取り組むことで、知識ではなく、思考力や処理能力といった、基礎的な能力そのものが鍛えられます。

また、パズルを完成させるという達成感を繰り返し得ることで、難しい課題でも一生懸命に取り組めば達成できる、という忍耐力、すなわち心の強さも育んでいくことができるでしょう。忍耐、努力、集中、工夫、それらの先に達成が待っていると知ることで、目の前の問題を積極的に乗り越えようとする意志が養われるのです。

さて、脳には良いことづくしともいえるこのパズルゲーム。
ここにさらに、発想力や、創造力をも駆使して課題に取り組むことになるのが、「タングラム」というシルエットパズルなのです。

数理パズル「タングラム」とは

正方形を、三角や四角、正方四辺形など、いくつかのパーツに分けて、それらを組み合わせることで色々なシルエット作って楽しむというパズルです。
名前や説明を聞いてピンと来なくても、実物を見れば、「ああ! あれか!」と思い出されるのではないかと思います。

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コチラです。
平面っぽい積み木、という感じでしょうか。
小学校の教科書などでも目にしたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

普通のパズルに慣れてきて、もう少し難しいものに取り組ませたい。けれども、これ以上ひとつひとつのピースが小さくなると誤飲が心配だし、すぐになくしてしまいそう……。
そんな方には、このタングラムがとてもオススメです。

タングラムは、ピースの数は少なく、ひとつひとつが大きいので、管理をするのがとても楽です。
その限られたピースをいかに組み合わせてシルエットを作るのか、というパズルのため、ピースは少なくても課題は無限にあると言っても良く、何度でも新しく、長く遊ぶことができます。

タングラムによる図形の作成は、娯楽性が高いために児童・生徒が意欲的に課題に取り組むことができ、楽しみながら図形学習の中で幾何学的思考や創造性を高めることができる教材として幅広く利用されている。
数理パズル「タングラム」の洞察的問題解決における解決を予測する要因の探索

こちらでも言われているように、タングラムは図形学習のひとつでもあるのです。
難しすぎる問題では心が折れてしまうかもしれませんが、発達にあったシルエットと向き合っていくことで、図形の色々な法則や、パターンが記憶の中に蓄積されていきます。このパターンのストックがあればあるほど、その記憶を応用し、難しい問題への解決の糸口を見つけやすくなるのです。

遊びの中で図形への理解が進むのなら、こんなに嬉しいことはありません。

自宅でも簡単に作れます

市販のタングラムもありますが、我が家では、幼児の学習素材館さんからテンプレートをダウンロードして自作してみました。画像も自作のものです。段ボールを切り、その上に色紙を貼っています。(作り方の詳しい行程は『「タングラム」を作ってみました。』に載せています)

我が家の娘には、紙を見ると千切りたくて仕方がなくなってしまうという習性があるため硬いもので作りましたが、折り紙を切るだけでも充分タングラムになります。切り方の基礎は、タングラム 遊び方と作り方というサイトさんの説明がとてもわかりやすく、参考になりました。

課題となるシルエットも、ネット上で配布されています。

幼児の学習素材館 タングラム子供向け問題集幼児の学習素材館

タングラム子供向け問題集

また、タングラムは問題を解く以外にも遊び方があります。
まさに平面の積木のように、タングラムのピースを貼り絵のようにして、新たに何かを創り出す、という遊びもできるのです。

限られたピースで何ができるか、出来上がったシルエットは一体何に見えるか、どうしたら新しいシルエットができるのか――タングラムで遊ぶには発想力が必要です。子どもだけでなく、大人の脳にも良い効果があると言われているタングラム――脳育トレーニングとして、試しに遊んでみてはいかがでしょうか。

ABOUT THE AUTHOR

土下すわる
フリーライター。1985年生まれ。記事:海外デザインの紹介記事など。 小説:『ぬいぐるみの父』幻創文庫(PN藤村悠生) PBW:『三千界のアバター』(株)フロンティアワークス(GM藤村悠生)
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