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くもんの日本地図パズルを購入したら、子ども特有の「形の認識」について小さな発見がありました。

くもんの日本地図パズルくもんの日本地図パズル

くもんの日本地図パズル

現在、三歳九ヵ月の娘はとにかくパズルに夢中です。
アプリでもパズル、玩具でもパズル。最初は6ピースでも出来ずに涙目になっていたのが、今や60ピースのソフィアとなかまたちパズルも、半日で全てのピースの位置を覚えてしまうほどに……。

ピースの位置を覚えようと、繰り返し繰り返し楽しく遊んでくれるのですが、パズルで遊ぶことによって、「形や色を見て、考えて、探す」という体験をして欲しい、という目的は、最初の半日でほとんど通過してしまったような感じでした。

勿論、記憶するのもすごいことですし、記憶したものを瞬時に判断して配置していく、指先を使う、達成感を得る、などなど、覚えてしまったパズルでも良い経験はたくさんできるとは思うのですが……。どうしてだか親として、単純に、「娘にもっと唸って欲しい……」という謎の闘争心が芽生えてしまったのでした。

そんなわけでして、

「半日で攻略されずに、長く試行錯誤してもらえそうなもの」
「どうせ記憶するならば、長い目で見ても実践的なもの」

という二点に重きをおいて、今回、「くもんの日本地図パズル」を購入することにしたのです。。
アマゾンさんの「地図・国旗」カテゴリ内で、ベストセラー1位の商品でした。
注文した翌午前には届きました。中身はやはりしっかりとしています。

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商品紹介にもありますように、都道府県ピースが二種類あり、片方は地方別に色分けがされていて、もう片方は都道府県が全て同じ色になっています。

くもんの日本地図パズルピース2種

都道府県ピースには、各都道府県の名前が漢字で書かれていますが、そこに添付する平仮名シール目隠しシールも付属されており、子供の成長や遊び方に応じて微調整が効く仕様になっています。(娘は字はまだ読めませんが、とりあえず平仮名シールを貼っておきました)

対象年齢は五歳から、とあるのですが、あっという間に五歳になるし、丈夫な商品のようだし、ということで、早速娘と挑戦です。

一回目……地方ごとに色分けされていること、完成地図の見比べ方などを説明しつつ、全ピースを一緒にやる。
二回目……娘:北海道、沖縄、福井をすぐにはめる。東北、九州を一人で完成させる。
三回目……娘:北海道、沖縄、福井、愛知をすぐにはめる。東北、九州、四国を一人で完成させる。

…………これは、まさかまた半日で……。
と、ちょっと青ざめてしまったのですが、ここから先は苦戦することになりました。
追加で覚えたのは石川と京都くらい。特に関東地方はわかりにくいようです。
その代わり、形と場所を覚えた都道府県は、ちゃんと都道府県名も一緒に覚えてくれています。

しかし、面白いことが分かりました!

どうやら、娘はピースがどんな向きになっていても、ピースの形と、ピースをはめる部分の形が同じである、ということを一瞬ぱっと見ただけで判断できるようなのですが、ピースをはめる場所がわかっても、それを正しい向きに直していれる、ということが難しいようなのです。

これは大発見でした。
実は、娘がジグソーパズルアプリや、ソフィアのパズルをやっているのを見ていて、どうにも疑問に思ったことがあったのです。
それは、娘はどうも、ピースの色を見る前に場所を把握しているらしいぞ、ということでした。

例えばジグソーパズルアプリ。
こちらをやる際には、大人の場合、大抵角を先にはめてから、完成イラストを見たり思い出したりしながら、それに合わせてピースの位置を推測していきますよね。ですが、娘は、一番上のピースから順に、すぐにそれと同じ形のガイド線があるところにピースを置いていくのです。そして、ガイド線がなくなると、たちまちピースの置場がわからなくなってしまいます
そして、このアプリ。ピースの向きを固定するモードと、回転ありのモードが選べるのですが、娘にはずっと固定モードで遊ばせていました。ピースを回転されてしまうと、娘はパズルができなくなってしまうのです。
私は、それを、「回転により、ガイド線と見比べることができなくて、位置がわからなくなってしまうのだろう」と思っていました。

ソフィアのパズルにも、ピースのガイド線があります。娘は、ガイド線を頼りに、やはり角からではなく、ピースを手にした順に、瞬時に配置場所を見つけてピースをはめていきます。
そして、それはピースが裏返しになっていても同じでした。娘は、ピースの表、イラストを確認する前にもう置き場所を認識して、ピースを配置するのです。
向きが違っても、裏返しでも、一瞬で判断します。私はそれを、「ピースの形そのものを記憶して、更に位置も覚えたからだ」と捉えました。

ですが、くもんの日本地図パズルでは。
娘は、もちろんまだ全都道府県の場所を覚えていません。日本地図なので、ピースにイラストはなく、純粋に形と場所を覚えなければ、すぐにこれを完成させるのは難しいはずです。
ですが、まだ形と場所を覚えていないはずの娘が、どういうわけか、ピースと、そのピースをはめる場所をすぐに見分けているのです。

これはここにはめるはず、というのが、ピースがどんな向きをしていても、正しくわかる――のですが、いざそれをはめるために、ピースをガイドと同じ向きに回転させるのが難しいのです。そこにはめまるはず、というのはわかっているのに、向きが違ってピースがはまらない……「どうして? どうしてなの?」と娘は大変切ない声で苦戦していました。

子供はみんな天才だと言いますが、これには本当に驚きました。これが娘に限った特技だとしたらもっと驚きですが、それはたぶん違うのではないかと思います。推測なのですが、子供特有の、「全体をぱっと見ただけで写真のように全体像の情報をインプットできる」という能力に加えて、いまがちょうど、「形を認識する、比較する、同じかどうかを判断する」という能力を得たのに、まだ「同じ形のものを同じ向きに揃える、揃えなければぴったり重ならないということを理解する」という能力が未熟という状態なのだと思います。

面白いですよね。子供は、本当に面白いです……。

くもんの日本地図パズルですが、ガイド線には色がなく、ちょっと見えづらいのです。おまけに文字がまだ読めないこと、地図と地図を見比べる、というのが娘にまだ難しく、それが苦戦している理由になっているようでした。(ちなみに、娘は間違い探しがすこぶる苦手です)

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よーくみると、薄っすら盛り上がったガイド線がありますが、室内だと照明の反射でよく見えません……。
(ちなみに、この「止める」部分をスライドさせることで、台が折り畳まれないよう固定できるようになっています。ですが、我が家の購入した者は二つあるこの固定部の片方が固く、娘には止めることができません^^;)

そんなわけで、二枚付属されている見本の日本地図がピースをはめるものと同じ大きさだったので、こちらをカラーコピーし、切り取ってピースをはめる部分にガイド線としてはめ込んでみました。カラーにしたのは、パズルの難易度を下げるための色分けを生かす、というのもありますが、せっかく地方ごとにわかれているので、どのピースがどのピースと仲間(同じ地方)であるのか、というのを覚えてもらいたかったからです。

くもんの日本地図パズル台紙

くもんの日本地図パズル台紙はめました

この作戦は大成功でした! 色分けつきガイドがしっかり見えていれば、ピースの回転もしやすいらしく、夜には一人で都道府県を全て埋めることができるようになりました。時間もちょっとかかりますし、当初の目論見通り唸りながら挑んでくれています。
――と、思ったら、翌日にはもうピースをほとんど覚えてしまいました。試しに色分けのされていない発展ピースに挑戦させてみたら、一回目ですんなりクリア。ガイドの台紙は外し、そもそも見比べていない地図もしまい、それでもクリアしてしまうので、もともと字が読めるわけではないのですが、発展ピースになんとなく目隠しシールも貼ってみました。ですが勿論、娘には目隠しシールなんて全く関係なく……。
(そもそも苦戦して欲しかったはずなのに、うっかりどんどん補佐してしまいました……^^;)

くもんの日本地図パズル遊んでみました

コピー台紙&発展ピースで遊んでいる写真です。このあと、台紙も外してしまいました。台紙を必要としていた時間より、コピーしに行って日本列島をチョキチョキ切り取る作業時間のほうが長かったです……(笑) でも、娘にはとても合っていたようなので満足!

くもんの日本地図パズル発展ピースはめてみました

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ちなみに、ピースは立体的なのでつまみやすいです。

私自身は地理が苦手で、小学生の頃にも日本地図を覚えるのにかなり苦労した記憶があります。
ですので、娘には今のうちに、遊びながら都道府県を覚えて欲しいなと思いました。
まだ届いたばかりですが、夢中になって遊んでくれています。都道府県名そっちのけで形と場所を把握してしまい、対象年齢というのはもしかしなくても、まだ遊べないよ、ということではなく、形や場所と同時に、名前や文字を覚えるのに適した年齢、ということだったのかもしれない、ということに今更気が付いたのでした。三歳ではまだ、地図、という概念自体が難しいという点をさっぱり失念しておりました。
しかし、それでも、三歳児にも大変有意義な玩具だと思います。

最後にもうひとつ。くもんの日本地図パズルのにはとっっても良いところがあります。
普通のパズルは、ピースをなくさないように片付けたり保管するのが大変ですが、くもんの日本地図パズルは、ピースを入れる袋もついていて、なにより、ピースをはめる台を折り畳むと、そのまま箱になって中にピースをしまっておくことができるのです。

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娘は、しまう場所がはっきりしていると比較的率先して片付けてくれるタイプなので、これは嬉しい仕組みでした。
パズルだけでなく、片付け習慣を身につけさせるのにも役に立ってくれそうです。

(2015/10/21 追記)
例え発展ピースができるようになっても、気分によって色分けピースで遊ぶなどしており、色分けピースが無駄になる心配はなさそうです。色分け→発展→色分け→発展、と行ったり来たりで繰り返すことで、より記憶が強化されていくような様子です。そうしているうちに、同じ色が仲間というのも自然と覚えていけそうだなと思いました。

娘とともに順番にピースをはめることで、自分自身もだんだん、ピースを見ただけで何県かがわかるようになってきて、ちょっと得をした気分です。

ABOUT THE AUTHOR

土下すわる
フリーライター。1985年生まれ。記事:海外デザインの紹介記事など。 小説:『ぬいぐるみの父』幻創文庫(PN藤村悠生) PBW:『三千界のアバター』(株)フロンティアワークス(GM藤村悠生)
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