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かたすHPサービス

地方で便利屋を開業するためのサイト集客プランの実例

ウェブサイトを活用して、便利屋はネットで集客ができるのでしょうか?
便利屋がどのようなホームページを作成すべきか、またサイト集客を実現するために、どのような記事作成をしてサイト運用していくべきか、検証してみました。
(本記事は、2014年6月時点の調査に基づいて書かれています。なお、このレポートを執筆した私自身も便利屋経営の経験者です。)

便利屋を開業するための簡易調査レポート(ケース例)

実はこのレポートは、とある方から依頼されて作成したものです。調査レポートの作成、および、HP作成が完了し、料金の請求案内をしたら、連絡が取れなくなってしましました。。。(悲しかったです…。)

そこで、せっかく時間を掛けて作成した「便利屋開業レポート」を、これから仕事を始めたいと思っている方への参考となれば良いと考えて、個人情報部分を削除し、汎用的に読めるように修正を加えたものを一般公開することにしました。(そのため、個別事情の部分がレポートから削除されていますので、一部繋がりが途切れたり、急に話が展開する部分があることを、ご了承ください。)

この便利屋開業調査レポートの事例では、下記のような条件となっています。

  • 現在、午前中のみ働いており、午後と休日の空き時間で便利屋を開業したい
  • すぐに開業するのではなく、まずはホームページを作成し、準備を進めたい
  • 便利屋開業前のサイト運用では、暮らしに役立つ情報や地域情報を投稿し、集客をする
  • 情報提供の投稿ページには、広告を貼って、広告収益を収入の足しにしたい
  • ネット集客の目処が立つ頃までに、リアルでの開業準備も整えて、便利屋をオープンしたい
  • 便利屋の営業エリアは、田舎の地方都市(今回のケースでは栃木県の那須烏山市)

1.キーワード調査

便利屋関連キーワード

検索キーワード 月間の検索数(平均)
便利屋 14,800
家事代行 6,600
不用品回収 18,100
部屋 片付け 9,900
草むしり 1,300

<検索結果に表示される関連ワード>
便利屋検索の関連キーワード

【コメント】
便利屋及び便利屋関連サービスをインターネットで検索して探している人は、いままさに依頼先を探している人なので、受注しやすい「いますぐ客」です。
検索ボリュームとしてはそれほど多くありませんが、年末や年度末がピークで、閑散期との差が激しいと思われます。(草むしりなどは、夏が多くなります。)

実際に検索される場面では、「地域名 便利屋」や「地域名 サービス名」などで検索されることも多く、地域密着サービスであってもネットからの集客が有効な業種と思います。

また、片付け,ゴミ,修理,代行,掃除などなど、キーワードが豊富なため、ひとつひとつ丁寧に記事を書いてキーワード攻略をしていくと、アクセスを稼ぎやすいです。(ただし、多くの記事を必要とするので、時間が掛かります。)

問題は、現時点では地方では「高齢者にインターネットでリーチしずらい」という点です。この部分は、後ほど考察します。

2.競合調査

現時点で、インターネットで那須烏山市の便利屋を探してみても、営業中のところは見当たりません。
タウンページで便利屋(便利業)を探してみると、那須烏山市には1件ヒットしますが、ここは車屋さんでした。
タウンページで便利屋を検索した結果画面
つまり、那須烏山市には、競合はいません。総人口27,687人で、栃木県東部地域の政治、経済、行政の拠点都市でもあるので、チャンスはある気がします。

便利屋開業は先のこととしても、「便利屋 那須烏山」を含むホームページを作成し、ページ数を100以上、運営年数が1年くらいでトップになると思われます。
(サイト名の例:栃木県那須烏山で便利屋を目指すブログ)
その後、週に2〜3記事を投稿するようサイト運用を心掛ければ、「便利屋 那須烏山」のキーワードは手中に収めることができるでしょう。

また、「栃木 便利屋」でキーワード検索した際にトップに出てくるホームページは、たった5ページの素人作りのサイトなので、本気でサイト運営をすれば、このキーワードでも上位表示が可能だと思います。

地方では、便利屋のネット活用はまだまだ進んでいません。これは、ネットからの集客が現時点では効果的ではないことも意味します。そのため、現役便利屋はホームページに力をあまりいれていません。(便利屋がITに弱いという理由もあると思いますが。)

この部分は、後発である強みになると思います。「今」ではなく「将来」を見据えて、ホームページを仕込むことができるからです。

3.どんなホームページ作成をすべきか?

まず、将来的な顧客ターゲットは誰なのか?ということが最も大切です。
女性なら女性向け、高齢者なら高齢者向けで、サイトの作りも、投稿する記事内容も異なってくるからです。

那須烏山市のサイトにある統計情報( http://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/6,0,14.html )を見ると、年齢の中央値が既に50歳代になっていることが分かります。
地方の高齢者人口のグラフ例
人口ピラミッドを見ても、55歳〜64歳が圧倒的に多く、あと10年で超高齢化都市となります。
いまの日本の財政状況を考えると、国が全ての高齢者の面倒を見てくれるとは考えられないので、便利業などの生活支援・ライフサポート系のサービスの需要も増えてくると考えられます。

これからの日本でますます多くなってくるのが、「高齢者」と「一人暮らし」です。
世界でも断トツの少子高齢化社会です。そして今後は、ネットが使える世代がシニアの仲間入りをしてきます。

世界の先進国では、ネット普及率が高く、その煽りで新聞業界が縮小しているそうです。
日本ではまだ、高齢者が新聞業界を支えています。(事実、新聞を契約している多くが高齢者です。)さらに、暮らしやすさや治安の高さなども相まって、ネットが無くても他国ほど不便せずに生活できることから、ネットの普及率もスマートフォンの利用率も低いのが、日本の特殊的な事情となっています。

しかし、これら高齢者もあと10年で入れ替わります。いま新聞を読んでいる高齢者も、あと何年かで読めなくなるだろうからです。そうなると、まずはこらから10年で、新聞業界が崩れていくことが予想されています。テレビとインターネットは共存できますが、新聞とインターネットは共存ができません。新聞の役割は、ネットが担えるからです。多くの人がテレビを見ながらインターネットをしていますが、新聞を読みながらネットする人はいません。
結局、安くて便利な方が選ばれるのは、仕方が無いことでもあります。いま、新聞業界は転換期を迎えており、ネットメディアへの移行が急務となっています。

ネット集客のありかたも、これから10年で変わってくると思います。ネットではリーチしにくかった高齢者層に、リーチ出来るようになってくるからです。ネットを活用して、高齢者向けのサービスをどう展開しようかということは、多くの業界のテーマです。

地方の便利屋においても、今後10年で、ネットからの集客で高齢者にリーチできるようにしていく必要がありますが、現場作業優先の便利屋に、あまりITに強い人がいません。これは、大きなチャンスといえるでしょう。

前置きが長くなりましたが、将来の便利屋の顧客ターゲットとしては、ネット集客においても、やはり高齢者になってくると思います。

ただし、現時点では、高齢者をネットで集客することは困難です。今の65歳以上(特に地方)は、ネットを使いこなしている人が多くないと考えられるからです。

そこで、ホームページのコンテンツ計画としては、

  1. 生活に関するお役立ち記事一般
  2. 高齢者向けの記事
  3. 栃木や那須烏山市に関する記事

の三つを中心に、記事を書いていくことをお勧めします。

(2.)は正直なところ、あまりアクセスが取れませんが、将来のための仕込みと考えると良いです。(3.)は地域名での検索に強くするためです。便利屋は地域密着のサービスになります。
(1.)は当面アクセスを稼ぐ記事です。『役立つ』ことがポイントとなります。

広告収益を考えると、(1.)のテーマを広げて、悩みや困り事の解決法なども、記事にしていくとよいでしょう。
広告収入を得るためには、訪問者と広告主をマッチングさせなければなりません。広告主は、商品やサービスを提供している事業者になりますので、そのような商品・サービスを求めている訪問者に、サイトに来てもらう必要があるからです。
求めているということは、何らかの解決したい問題があり、その答えを探しているということです。
その解決の糸口を与えて、訪問者と広告主をマッチングさせるためには、『問題』にスポットを当てる必要があります。その問題というのが、悩みや困り事のことになるわけです。サイトデザインは、開業前のブログ運営では記事の読みやすさを重視したWordPress定番テーマがオススメです。
開業時には、受注サイトということが訪問者にすぐ伝わるような王道のサイトレイアウトのテーマにすべきでしょう。例えば、http://bizvektor.com/ のテーマです。

また、今後ますます、スマートフォンからのアクセスが多くなることから、メニュー構成はシンプルがベストです。

スマートフォンの場合、ユーザーはページ遷移を嫌います。面倒だからです。
逆に、長文は好まれます。スクロールするだけで、読みやすいからです。

ホームページのユーザビリティをチェックする際は、「スマートフォンで見やすいか?」を再優先させるべきです。

いまはホームページを作る上で「スマホ対応」ではなく、もはや「モバイルファースト(スマホ最優先)」の時代です。つまり、スマートフォンが第一ターゲットで、PCは二番目というわけです。これは、インターネットのトラフィックが、もうすぐにもスマートフォン中心になることが予想されるからです。

現時点では、大部分の便利屋サイトがまだスマートフォン対応できていません。これは大きなチャンスで、いち早くスマートフォン対応して、Google検索エンジンから高評価を得ておくことで、短期での上位表示のチャンスも出てくると考えられます。

4.どんなサイト運用を心掛けるべきか?

集客サイトは、「ホームページを作成してからがスタート」と言われます。
いくら綺麗なサイトを作っても、来て見てもらわなければ意味が無いからです。

では、どうやって集客するのか?

多額の予算がある大企業は、膨大な広告費を支払うことで、お金でアクセスを買うこともできます。
しかし、そうでないケースでは、役立つ記事を書いて、ユーザーと検索エンジンの両方から高評価を得る必要があります。

ユーザーから高評価を得ると、ツイッターやfacebook、ブログで紹介されたりします。これによって、ソーシャルからのアクセス流入が期待できます。

検索エンジンから高評価を得ると、検索結果の上位に表示されます。これによって、キーワード検索からのアクセス流入が期待できます。

サイトにもたらされる主なアクセスは「キーワード検索」と「ソーシャル」の二つですので、これらの両方を攻略できる唯一の方法が、『役に立つ記事を書く』ということです。

役に立つ記事というのは、つまり、顧客が求めている内容の記事です。

今回は開業前のブログサイト作成ということで、サービスメニューの設計が必要ないため、
 「3.どんなホームページを作成すべきか?」

 「4.どんなサイト運用を心掛けるべきか?」

同じような感じになってしまいますが、運用に関して言えば、続けることがもっとも大事です。

文章作成も、勉強やスポーツの練習などと同じで、繰り返せば繰り返すほど上達します。

また、サイト運営を続けると、どのような記事を書けばアクセスが集まってくるのか、次第に分かってきます。これは、やってみないと覚えられないものです。

サイト運営を開始したら、アクセスログはちゃんとチェックするようにして、投稿した記事がどうだったかの確認は怠らないようにしましょう。

5.まとめ

地方で便利屋を開業し、ネットからの集客で新規顧客開拓をしようと考えているのなら、10年後の高齢者を見据えて、ホームページの作成と運用をしていくのが良いと思います。

長期戦になりますが、役に立つ記事を継続して積み上げていけば、ロングテールのアクセスは稼げるようになります。

そしてもし、簡単な作業なら引き受けられる時期が来たら(何も10年も待たずに)、「庭掃除」や「片付け」や「家具の移動・組み立て代行」などの仕事から、受注を始めていっても良いと思います。

最初から、何でも引き受けられる便利屋を目指すのではなく、できるところからお手伝いするスポットの便利屋でも、高齢者向けのサービスであればニーズが出てくると思います。ただし、それだけでは食べていくだけのお金を稼ぐことはできない可能性が高いです。あくまでも兼業でできるならば・・・という前提となります。

那須烏山市では、保険衛生センターで、一般家庭ごみなら10kg当たり40円、事業系ごみなら 10kg当たり100円で受け入れてくれるようですので、依頼者の協力があれば、ゴミ関連の仕事もできるかもしれません。ゴミ関連は、利益率の高い依頼です。ただし、本来は一般廃棄物運搬処理業の免許を持っているのが望ましいので、あくまでも「依頼者のお手伝いで、ゴミを捨てるのは依頼者本人」という形で作業を進めていかなければなりません。依頼者と一緒にゴミ部屋を片付ける仕事は、依頼者から本当に感謝されるやりがいのある仕事です。一度経験すると、(私がそうであったように)やみつきになってしまうと思います。

最近では、遺品整理のサービスを提供している便利屋も多いようです。

<追記> 2014/11/11
他には、高齢者向けの福祉整理(福祉環境整理)といった片付けサービスも出てきているようです。
メディアでは、「実家の片付け」や「親の家の片付け」といったテーマが多くなっています。片付けサービスも高齢化を迎えているということでしょう。
このような高齢者向けサービスでは、本人にアプローチするのは難しいでしょうが、サービス利用の対象者が、『高齢者を親に持つ世代』として考えると、ネット集客の対象になってきます。福祉整理や、実家の片付け/親の家の片付けで悩んでいる世代が、まさにそうだといえるでしょう。

以上です。

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喜泉堂
キッズプログラミングの記事を担当している、当サイトの運営・管理人です。京都の町家に住んでいます。夫婦と息子(3歳)の三人暮らし。個人で3つのサイト運用をするかたわら、Webコンサルティングやコンテンツ作成アドバイスをしています。話を聴くことと、コーチングが得意です。好きなものは、自然、海、温泉、動物、見知らぬ街。世界中を旅したい!
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